貧しいカッパの家づくりブログ~地元工務店で建てる

ごく庶民的なサラリーマンがマンション売却~土地探しからの戸建購入に至るまでの変遷

大手HM プラン作成 S不動産

今回はS不動産について書きます。近所の住宅展示場で一番イケイケな外観をしていたモデルハウスを興味本位で覗いてみたのですが、押しの強い営業マンがプランまで書いてくれました。
カッパは、S不動産のことは、マンションデベロッパーとして認識しており、戸建の注文住宅をしているとは思っていませんでした。モデルハウスは、「外壁どこ?」というくらい窓が多い家で、内装も飛び抜けておしゃれでした。カッパの感想としては、「アップルのCEOが仕事してる空間」という感じで、自分たちが建てる家の参考には全くなりませんでした。
さて、外観、内装にびっくりしてお皿がずれていた私達を、30代の男性営業マンが出迎えました。この方がなかなかグイグイくる営業マンで、高そうな時計をしていました(以下、パネライ君とします)。
S不動産は木造軸組の在来工法です。カッパ家は耐震性重視だったため、在来工法で耐震性をどう考えているか、また、気密性・断熱性はどうなのか質問しました。パネライくんは、構造用合板の話と制震ダンパーの説明を簡単にしてくれましたが、野暮なこと聞くなよ、という感じで「さてはI工務店見てきましたか?」と言ってきました。たしかに、私達は直前にI工務店のモデルハウスで耐震性、気密性、断熱性を見てきたばかりでした。


パネライ君的には、I工務店のタイルなんてダサいし、フィリピンですよwということでした。そして、パネライ君は、自分が関わってきたオシャレな家を披露しはじめました。
そうです、このパネライ君は、カッパが出会った強烈キャラ営業マンベスト3にランクインする逸材でした。


S不動産では、営業担当者がお客さんのニーズをヒアリングして、その営業担当者が家を設計するそうです。確かに木造2階建てであれば構造診断は不要ですが、てっきり設計士が設計すると思っていたカッパには意外でした。パネライ君は自分の設計したいくつかの家のパース絵を見せてくれました。「どう?僕の設計したオシャレな家たちは?」という心の声がよく聞こえました。
その時は、一応家造りへの希望を伝えましたが、「ちょっと合わないかなぁ」という印象をもって帰宅しました。


性能ばかり気にして、オシャレな家について夢を語らなかったカッパ達には、パネライ君もあまり興味をそそられなかっただろうなと思っていましたが、その後、オシャレなパース絵と間取り図を送ってきてくれました。また、土地探しをしていたカッパ達に積極的に土地の情報を教えてくれるなど、営業マンとしてはしっかりと対応をしてくれていたと思います。他にもハウスメーカーを回りましたが、一見さんの私達に、土地探しも含めて積極的にフォローしてくれたのはパネライ君くらいでしたので、個性的ではありましたが、嫌な印象はなく、営業マンとしての一貫した姿勢には感心しました。


ただ、結局、カッパ家の求めているもの(性能のしっかりした家)とS不動産の売りたいもの(オシャレな家)にギャップを感じたのでその後疎遠になりました。


S不動産では、キッチンや洗面台などの住宅設備が、マンションに備わっているような立派なものが多く、マンションデベロッパーとしての利点を戸建住宅にも反映させているとのことでした。オシャレな家にかっこよく住みたいというニーズにはとてもマッチしていると思います。

大手HMでプラン作成 S社 その2

工場見学について書きます。
S社では工場見学を実施しています。これは大手HMですと実施しているところが多いようです。S社は鉄骨・ユニット工法(ボックス・ラーメン)が主力ですが、木造もやっています。カッパが見学したのは鉄骨・ユニット工法の工場。カッパは、嫁カッパ、子カッパと3人で車で行きました。住宅展示場に集合して観光バスで工場まで行くという方法もあります。


工場見学は、多くの方が訪れます。近隣県の住宅展示場から団体がバスで次々に訪れます。団体ごとに営業担当者が連れて案内するようです。
カッパは法人営業グループで固められて10人程度のメンバーと見学しました。
集合場所でドリンクサービス→工場見学(およそ1h)→地震体験→リユース抽選→設備会社の営業タイム→お昼ご飯(お弁当+コーヒー+どら焼き)という流れです。
子供はキッズスペースで預かってもらえます。最後にお土産までもらえます。


工場見学ですが、子カッパがキッズスペースに行くことを拒否したため、子連れで回りました。工場内は大きな音がする場所が多いですが、3才児でも特に怖がることはなく、むしろ興味津々で見ていました。ただ、歩く距離が長いので、早々にだっこをせがまれ、結局、抱きカッパでの見学を余儀なくされました。


工場見学は、S社のユニット工法のがどのように作られるかをイチから教えてもらえます。ユニットを組み上げ、溶接したり、断熱材や天井の張り付け、内装設備の設置までをレーンの流れの中で作り込んでいきます。1ユニットはコンテナ1つ分ほどです。
家造りというよりはまさに「工業製品を工場生産している」という印象でした。
カッパが家造りに求めていたものの一丁目一番地が「耐震性」ですが、このS社の工場見学を終えたとき、「カッパ家の求めていたものがすべてここにある!」とさえ思うほどに、しっかりした安心して住める家を作ってもらえるんだなぁと感じました。
このS社ですが、デザインは似たような外観のものが多く、無骨な印象を持っていたのですが、工場見学でその性能を確認すると、むしろその外観も完成されたもののように思えてきました。


とはいえ、カッパ家の予算では土地に回せる予算が少なくなってしまうため、S社では建てられません。抽選をして帰りました。抽選はパソコン画面で番号をクリックするというものです。番号を封筒に入れてもらえます。カッパ家では宝くじと一緒に神棚に祀っていました。


結局、その時の抽選ははずれました。
担当者から電話があり、「これに懲りずまたどうぞ!」とおっしゃっていたので、その後、ネット抽選の機会に1回、工場での抽選に1回と、計3回抽選に参加しましたが、全て外れました。まぁあれだけたくさんの人が来ていたらしょうがないかなぁと思います。
ちなみに抽選は、1番手だけでなく、さらに2名の補欠が当たります。


長々と書きましたが、抽選はともかく、工場見学は行く価値ありだと思います。子カッパも「また行きたい」と言いますが、これ以上抽選に行くと赤面のあまりウーパールーパーになってしまうので諦めることにしました。

大手HMでプラン作成 S社 その1

今回は鉄骨系、工場生産のS社について書きます。

資料請求で届いた書類の中に、モデルハウスのリユース抽選というお知らせが入っていました。これは10年ほど使用したモデルハウスを1000万円程度で移設してくれるというもの。土地の広さに合わせてリサイズしてくれる上、壁紙や床などは新しいものに取り替えてもらえるとのこと。簡単に言えば、構造躯体と断熱材と外壁と屋根から成るユニット単位のリユース。

お安く大手メーカーの家が建てられるのが魅力的でしたので、申込ついでにモデルハウス見学に行きました。

職場の福利厚生関係で資料請求したため、法人担当の方が営業対応してくれました。

技術者出身ということで、構造や建材の話についても丁寧に答えてもらえました。ご自身もS社で家を建てられたということで、メンテナンスなどについても詳しく教えていただけました。


とはいえ、やはり我が家の予算では大手メーカーには手が届きません。前回書いた大手D社のときもそうですが、我が家の予算で大手HMで建てるには土地を1000万に抑えなければなりません。

ざっくり言えば、土地1000万、建物2500万、外構諸経費500万というイメージです。しかし、大手HMで2500万というのは正直厳しいです。S社でも30坪で2500万はギリギリいけるかなというレベルでした。

なのでS社はリユース抽選に当たることだけを狙っていくことにしました。

リユース抽選は工場見学がマストなので次回は工場見学について書きます。