貧しいカッパの家づくりブログ~地元工務店で建てる

ごく庶民的なサラリーマンがマンション売却~土地探しからの戸建購入に至るまでの変遷

地元工務店で家を建てる(内覧会編)



先週末引越をし、一昨日、昨日は荷ほどきとゴミ捨てに明け暮れておりました。

引越の話を是非書きたいのですが、今回は、先週書きためておいた内覧会についてアップします。


さて、カッパ家はゴールデンウィークをまたいでの引渡しとなりましたので、内覧会をしたのはゴールデンウィーク前でした。


新しいカッパ宅は、今まで住んでいた賃貸から車で5分の距離にあります。ですのでちょいちょい見に行っており、外観についてはずっと進捗を見守っておりました。

ですが、中へ入るのは外壁を張ったとき以来、久しぶりでした。


施工管理担当の方からチャットワークで写真を送ってもらっていたので、それ以降の進捗も追っかけていたわけですが、いざ家に入ると、おぉー!っと感動しました。


K工務店の完成見学会や、モデルハウスも見ていたので、雰囲気はイメージどおりでした。

ただ、更地→地鎮祭→上棟→断熱材…とだんだんと家に近づいていた建物がついに家になったのか、ということ。

ついこの前まで土しかなかった場所に、その時はまだ木材だったものが、いまや家になっていること。それを人の手で作ったということにとても感動しました。


家の間取りにも現実的な希望ばかり考えていたカッパにとって、「家づくりは夢づくり」みたいな気持ちは今でも特にないわけですが、家ができあがる過程に関わったことで、まさに「ものづくり」として凄いことだと感じました。


具体的な気づきとしては、室内に木のいい香りがしました。

そして無垢材にした床がとてもいい色で綺麗でした。早く裸足で歩きたいなー、寝転びたいなーという気持ちになりました。


ってなことが頭の中でグルグルしていて、内覧会の目的である「変なとこがないかチェック」に全然身が入りませんでした。


嫁カッパはどんどんチェックしていき、汚れやキズを指摘してくれました。

ネットでたまにみるような、建具が違うとか、クロスの色が違うとかその手の指摘はありませんでした。


むしろ浮ついたカッパの目には細かなキズが何も入ってこなくて、嫁カッパから指導が入りました💦


ちなみに、カッパは以前、新築マンションを購入しており、その時はミリ単位のキズや汚れを指摘していましたし、今回もそのつもりでペンライトと水平計るための水準器を新調して臨んでいましたので、意気込みは前回にも負けていなかったことをここで言い訳しておきます。


建物の問題はその程度だったのですが、外構の問題が発生しました。

内覧会の日にエアコンを取り付ける予定だったのですが、室外機を置くはずの位置に立水栓が付いていました。立水栓は外構屋さんに頼んだものですが、事前の打ち合わせで室外機の幅だけ横にずらしていたものです。


その点を営業さんに伝えると、K工務店は外構屋さんを紹介しただけでやりとりには関わっていなかった訳ですが、すぐに外構屋さんに連絡をとってくれて翌日にやり直してくれることになりました。またエアコンの設置業者との間にも入って、後日の取り付けということで調整してくれました。


営業さんにイレギュラーな調整をさせてしまいましたが、上手に調整してくれて助かりました。


内覧会は1時間くらいだったかと思います。ちょっとトラブルはありましたが丸く収まり、建物も一通り確認して終了しました。

地震保険についての感想


今回は地震保険について書きます。

よく知られているように、地震による火災に対しては火災保険が使えません。


過去、関東大震災の頃からその問題が指摘され、政府と民間の協力のもとに地震保険が創設されました。

その後も地震による火災損害の保険金支払いを巡ってはいくつも裁判がおきています。

設立の経緯もあり、地震保険は法制度上政府が再保険することになっているなど、公共性が強い保険です。


地震を強く警戒するカッパとしては、当然地震保険に入ったわけですが、地震保険の保険金額は火災保険金額の1/2となります。

これは地震保険制度の趣旨が「当面の生活の安定」にあり、家を元どおりに戻すということを主眼にしていないからです。しかも時価に対しての割合で支払われますから、当初の見込みよりも年々減っていきます。


なので、仮に新築費用がまかなえるような火災保険を掛けたとしても、地震で家が全壊した場合には、マックスでもその半額しか保険金がおりません。同じ建物を建て直すには当然足りません。


そこで、最近は保険会社の独自商品として、上乗せ保障をする特約があります。これを組み合わせれば地震で全壊しても火災保険と同額の保険金が下りますよ、ということです。

(保険会社により特約の内容は異なる場合があります。あくまでカッパのざっくりした理解です。)


なかなか魅力的ですが当然月々の保険料が高くなります。そんな高い保険料を払いたくないカッパは色々考えました。


まず考えたのは今回カッパが建てた家の半額の保険金で建てられる家はないか、ということです。

超ローコスト住宅ということになりますが、これは意外とありそうでした。まじめに考えはじめればビルド可能なわけです。


さらに考えると、木造家屋密集地でもない立地にあるカッパ宅、しかも耐震3の家が地震で全壊する事態……ありうるのか?あんまりないんじゃないかな。

あるとすれば揺られすぎて地盤ごと傾くとかじゃないだろうかと。ちなみに崩れてなくても、傾きがきつくなると全壊判定されます。


じゃあ傾いたら即取り壊しかというと、そうではありません。ジャッキアップして住めるようになるんですね。


カッパはジャッキアップの施工内容とだいたいの費用も調べました。超ローコスト住宅よりも割安でした。


つまり、整理すると

①地震でガツンと傾く→ジャッキアップで頑張る

②ジャッキアップできないくらいコケるor地震による火災で全焼or爆発で木っ端みじんになる→超ローコストで建て直し

ということになります。


②のような事態になる可能性は低いだろうと考えていますし、その場合でも安くで建てられる家があることが確認でき一応納得できたので、特約をつけずに普通の地震保険にしました。


このようにマイホームが建つ前から、マイホームが木っ端みじんになることまでシミュレーションする…

…カッパのまじめな家づくりです。



(参考)

地震保険の概要(財務省HP)

https://www.mof.go.jp/financial_system/earthquake_insurance/jisin.htm#1

火災保険についての感想



前回、感動の引渡しについて書きましたが、時間を遡って、今回は火災保険について書きたいと思います。


家を買うと火災保険に入ります。

タイミングは引渡しに間に合うように加入しておきます。


これは法的な義務ではありませんが、万が一自分の家が火災により損傷・損失したときに、住む家もなく、建て直すお金もなくなって困ってしまうからです。

(家を何軒でも建てられる現金をお持ちの方は別です)


カッパ宅も当然火災保険に入りました。入るに当たっては9社ほどの見積を取り寄せて比較検討しました。

結果的には建築工事をお願いした工務店の紹介先代理店が割安だったのでそこ経由で大手損保に申込みました。


いくつか気づいたことがあるので書いておこうと思います。ちなみにカッパはFPではありませんので、あくまで消費者としての感想になります。


9社見積をとりましたが、「内容金額ともに大きな差はない」と感じました。もちろん数万円の差があったり標準内容が若干充実しているという程度の差はありますが、オプションでつけられる内容はどれもよく似ています。


カッパ宅の立地は、ハザードマップからは水害とは無縁な地域ですが、最近の猛烈な豪雨や台風を考えて、標準的な項目は全部含まれるタイプにしました。

多くの保険会社は保険料節約のために一部の項目がないエコノミープランを用意してくれていますが、それだとちょっと足りないかなと感じました。具体的には一番起こりそうな破損・汚損が抜けることが多く、これを入れるとだいたいは全部コミのプランになりました。

加えて、家財分の保険です。これが結構高いです。まぁ保険会社のいう標準的なプランは家財額を多めにしているのかもしれませんが、さすがにカッパも家中の家財の購入金額を集計する気にはなりませんでしたので、大体で決めました。


さらにオプションとして類焼損害特約をつけました。これは自分の家の火災で周りの家に損害を与えたときの賠償です。

火災保険は自分の家の保険なので、基本的には自分の家の損害しか填補しません。周りの家も普通は火災保険にはいっているので、類焼してもそのお宅の保険でカバーすることが多いと思います。


そして日本には失火責任法があり、重大な過失がなければ類焼損害を火元の人が賠償しなくてもよいことになっています。


ただ、、


もし隣人が火災を起こして、その隣人が翌日謝りにきたとして、その人に我が家が損傷したことを指摘したときに、「いや、日本には明治の世からの失火責任法がありまして、拙者には重過失がないでござる」と言ってきたらどう思うでしょう…


カッパなら類焼範囲をネットの世界に拡げます…


徳の高いカッパはそんなこと隣人に言えないので類焼損害特約に入りました。

また、いま火災保険の契約は10年までの会社が多いです。なので古い住宅は火災保険なんて入ってない(延長していない)というところもあるでしょう。そうなると隣家への賠償ということも現実味を帯びてきます。


いずれにせよ、そもそも火事を出さないようしっかりと火の用心をしないといけませんが。


ところで、火災保険の多くには個人賠償特約というのがあります。家族がうっかり店のもの壊したり、自転車で事故起こしたりしたときの賠償に充てられる保険です。


子カッパは最近自転車がこげるようになり他人様に迷惑をかけるリスクが1つ増えました。

これまでも個人賠償保険には入っていたので、火災保険の特約で附帯させるのとどっちがお得か比較しようとしたところ、、、


なんと、職場の保険、幼稚園の保険、自動車保険とすでに3つ保険に個人賠償保険が含まれていました💦オプションにせずとも付いているものもあり、今回きちんと見直しました。数百円ですが、ちょっともったいないことをしました…


以上、火災保険についての感想でした。


地震保険については次回書こうと思います。