貧しいカッパの家づくりブログ~地元工務店で建てる

ごく庶民的なサラリーマンがマンション売却~土地探しからの戸建購入に至るまでの変遷

地元工務店で家を建てる(引渡し編)


先週の土曜日に家の引渡しがありました。他にも書いておきたいネタはありますが、記憶が新鮮なうちに引渡しのことを書いておこうと思います。


引渡し当日は、K工務店から担当の営業さん2人、施工管理さん、インテリアコーディネーターさんの4名に来ていただきました。また大工の棟梁さんも来てくれました。


内覧会でも見ていたので、家がどういう雰囲気かはよくわかっていたのですが、いくつかのサプライズがありました。


当日は午前中に幼稚園のイベントがあったため、午後からの引渡しを希望していました。そのため、引渡時間の午後4時に現地に行くと…


敷地の入口から玄関まで赤いカーペットが!!そして我が家の片開きの玄関ドアの前にテープカットの準備がしてありました。


大手のD社で建てた知人の豪邸の引渡しの写真を見せてもらったときにテープカットがあったことは知っていたのですが、まさかK工務店でもやっていたとは。よもやカッパ宅でもやるとは💦

この業界では当たり前なんですかね。


銀行の融資担当から造りかけと間違われたカッパ宅のサッパリ外構に敷かれた赤いカーペット…


これは正直恥ずかしいのでサラッと行こうと思っていたら、


~♪~♬~♪


…!?


インテリアコーディネーターさんが持ってるお盆に小さなスピーカーがありチャラチャラとBGMがなっていました。


周辺住宅に配慮されたボリュームながらも、カッパ宅は閑静な住宅地にあるのでカッパにはBGMがよく聞こえました。

ちょっと嬉しい気持ちになった分だけ、恥ずかしさもちょっとアップしました。


さながら鳴り止まない着メロに包まれつつテープカットを終え、近所の人から「早く電話でろよ」とか思われてないかな、とカッパはドキドキしていました。


ようやく家に入れるかなと思ったら、営業さんから玄関ドアの説明がありました。


工事用の鍵と引渡し用の本鍵は長さが違い、引渡しのときに、工事用の鍵を閉めて、本鍵で開けると、もう工事用の鍵が使えなくなるという仕組みです。


なるほど!と思いながらも、鳴り止まぬ着メロの中、開けてー閉めてーまた開けてー、ほらもう開かないーという手品を堪能してからの入場です。


ようやく玄関に入ると…


涼しい!!


当日は朝から快晴で、夕方でもまだ陽射しが強く、外は結構暑かったのですが、家に入ると別世界のように涼しい。

やはり断熱材の効果なんでしょうね。


さて、室内に入るともう一つサプライズが。

カッパ宅は1階リビング横にもう一つ洋室があります。大きな窓がありますが、壁面は特に造作棚があるわけでもないシンプルな四畳半です。その壁面を使って5分ほどのスライド上映してくれました。


内容はK工務店への申込みの際の家族写真から始まり、工事の各工程が収められたムービーでした。途中、カッパが棟叩きをしている動画がありましたが、勇ましい棟梁と比べると、なんとも貧弱な棟叩きモーションが収められていました。


その後、営業さんからお祝いの言葉をいただきました。カッパが独自に試算していた資金シミュレーションが印象に残っていたとのことで、さぞ気持ち悪かったのでしょう。試算表を見せたときのハッとした表情が忘れられません。


その後、カッパと嫁カッパから感謝の気持ちをお伝えしたところで、さらにK工務店さんからプレゼントをいただきました。家族用の記念品と、子カッパ用のです。プレゼントの内容もK工務店さんの温かい雰囲気が伝わってきてとても嬉しかったです。


他に転居案内のハガキをもらえました。K工務店のコンセプト住宅の写真が使われてるなと思いましたが、よく見るとカッパ宅の内装写真でした。うまく撮るもんだなと(笑)


その後、住宅設備や各種書類の説明をしていただきました。


洗面台の横につけるタオル掛けを施主支給にしていたのですが、そのタイミングで取り付けてくれました。


最後にカッパ家とK工務店の皆さんで記念撮影をして、引渡しを終えました。K工務店の営業さんからは、これからの方が長いお付き合いですので、というコメントをいただきありがたかったです。


自分が頼んだ工務店だからという色眼鏡もあるのかもしれませんが、本当に皆さんいい方で気持ちよく家づくりができました。


予算との戦いだったカッパ家は、いつも電卓叩きながら打合せをして、眉間にしわを寄せていましたが、工務店の対応で嫌な気持になることがなかったのはありがたかったです。


家が建って嬉しい気持ちと、K工務店の皆さんとのやりとりも一旦はお終いという少し寂しい気持ちになりました。


そういう気持ちになれるということは、この会社を選んで正解だったのかなと改めて思いました。

外構の検討



外構工事について書きます。

カッパ家の方針としては、外構はできるだけ安く、シンプルに、というものです。

予算組みの段階では170万積んでいました。


K工務店では外構工事はやっておらず、紹介だけするというスタンスでした。

紹介してもらう外構屋さんからはマージン抜かないよということのようです。

といわれても実際どうなのかわからないので、カッパはもう一社見積をとりました。

本当は三社見積をとろうかとおもっていたのですが、息切れしました。

カッパの予算でやれる外構工事はどこに頼んでもあまり変わらないというのが2社目でわかったというのもあります。


紹介してもらった外構屋さんは気さくな方で話がしやすく、こちらの希望を予算に近い金額で提案してくれました。

その後、玄関タイルの色、アプローチの砂利の色、駐車場の仕上げ、目隠しフェンスについて話をつめていきました。


カッパ家は北入口なので、北側に2台分の駐車場をとると、北側が駐車場、アプローチ、小さい庭となります。

カッパ家の敷地は70センチほどの高低差があるので、その小さい庭部分と道路の境をどうするか、具体的にはブロックで土留めするか、法面で仕上げるか、迷いました。法面仕上げの方がコストがかかりません。結局、折衷策として、緩やかな法面と低段のブロックで土留めすることにしました。法面部分は自分でグラウンドカバーを植えたいと思っていますが、これも種類が色々あって迷いました。


法面の上に目隠しフェンスをつけることにしました。

植栽は手入れが大変なので木は最小限にしたいと思っています。


南側と西側の庭は真砂土仕上げにしています。いずれお金に余裕ができたらタイルテラスや家庭菜園などにしたいと思っています。


東西のフェンスはつけず、お隣さんのフェンス頼みです(笑)子どもが触ったりしないように注意しておけばいいかなと考えていますが、迷惑になりそうならいずれ簡易なフェンスくらいつけないといけないかもしれません。


カーポートはつけずにコンクリート打ちのみです。いずれカーポートをつけたくなったらつけられるように両サイドを砂利で仕上げています。そうしないとコンクリートを削るのが大変だそうです。

カーポートは最近の台風でよくパネルが飛んでいくのを見るので、しばらく様子見ということにしました。


庭木はアオダモやハイノキなどを植えようかなと考えています。


淡々と書くとこんな感じになりましたが、少ない予算で希望をかなえるため、結構、あーでもないこーでもないと細かいところを修正しいて大変でした。嫌な顔せずに付き合ってくれた外構屋Tさんには感謝です。


外構のポイントはしっかり予算を用意しておくことだと感じました。

上棟式!



今回は上棟式について書きたいと思います。

カッパ家の建築工事は順調に進んでおり、もうすぐ外壁を張る段階ですが、去る1月中旬に上棟式がありました。

カッパが希望したわけではありませんが、K工務店のはからいで大安の木曜日に行われました。当日は朝から晴天。絶好の上棟日和となりました。平日ですがもちろん休みをとりました。


カッパ家の上棟式までの流れは、当日早朝から大工さん7人とクレーンさんで一気に立ち上げて、昼過ぎに棟叩きという儀式を行い、夕方までに屋根の防水処理まで行って、18時頃から上棟式というものでした。


前日までは基礎が立ち上がってるなー、くらいだったのが、当日の昼過ぎに行くともう家の形になっていて驚きました。


棟叩きというのは家の一番高いところの木材をはめこむ作業で、施主である私が棟梁と一緒に木槌でトントン叩くというものです。

つまりカッパもヘルメットをかぶり命綱をつけて大工さんと一緒に屋根まで上がるわけです。


家族みんなで楽しみにしていたわけですが、アクシデント発生…

なんと嫁カッパがインフルエンザを発症してしまいました💦

そんなわけで、棟叩きも上棟式もカッパと子カッパの二人で参加してきました。


棟叩きで屋根まで登ると、他の家の屋根より高いところから周囲を見渡せて絶景でした!棟梁からも、「この時しか見られない景色ですよ!」と言われて嬉しかったです。

添付したのはカッパが梁に乗りながら棟叩きの準備をしているところの写真です。


当日は現場の施工管理担当と随時電話やチャットワークでやりとりしており、呼び出しがあるまでは息子と凧揚げしたり、家でゴロゴロするなと遊んでおりました。


そして、夕方の上棟式です。

檜の柱で立ち上がった室内に入ると、当たり前ですが檜の香がしました。


お清めの米と塩、酒を家の四方、玄関などにまいてお清めしました。土間だけでなく、板にも酒とかかけちゃうんだ、というのが意外に感じました。

お清めの米は子カッパにまいてもらいました。


その後、大工さん達に集合してもらい、棟梁挨拶、施主挨拶、御幣の前で記念撮影をして解散となりました。


以前は上棟式で大工さんたちと食事をしてお酒を飲んだようですが、K工務店ではお客さんの新居での飲み食いやお酒の関係のコンプライアンスから飲食を伴う上棟式はしていないそうです。


とはいえ、せっかくの上棟なので、カッパはビールの6缶セットとバラエティおつまみを袋に入れて、熨斗をつけて全員に配りました。

カッパはプレミアム系ビールが好きなのですが、嫁カッパが事前にリサーチした、大工さんはスーパードライが好きという情報をもとにスーパードライにしました。確かに仕事をやり終えた大工さんにはスーパードライが似合いますね!


そして、カッパにはK工務店から上棟式お祝い用の日本酒を2升いただきました。地鎮祭と合わせて4升にもなってしまったので、実家に1升持っていき、残りはコツコツ減らしています。。が、カッパは純米酒が好きなので、こういうお祝い用のアルコール添加の醸造酒はあんまり好きじゃないんですよね。


ちょっと高くなっても好きなお酒でお祝いした方がいいかもしれません。お清めで撒くのでその分はもったいないですが(笑)


嫁カッパは翌週には回復したので、一週間後に二人で上棟式の御幣の前で記念撮影をしました。


最近は上棟式をやらない人も多いと聞きました。確かに、多少準備をしたり、休みをとったりする手間はありますが、カッパはやってよかったと思います。