貧しいカッパの家づくりブログ~地元工務店で建てる

ごく庶民的なサラリーマンがマンション売却~土地探しからの戸建購入に至るまでの変遷

土地探し(空き家編) その1


今回は土地探し中に何度も悩まされた空き家問題について書きます。


少子高齢化と人口減少、東京一極集中により全国的に空き家が問題になっています。

総務省のH25住宅・土地統計調査によれば全国の空き家は820万戸。そのうち、賃貸用・売却用(370万戸)等を除いた「その他の住宅」は318万戸で、うち戸建(木造)が220万戸です。


賃貸用・売却用の空き家でも老朽化が進んでいて実際には住み手がないというところも多いでしょう。


カッパの実感としても、今回土地探しをしていて、予算的にいいなと思う土地の周囲で空き家を見かけることがよくありました。


不動産屋の看板がついていたり、ポストがテープでふさがれたりしていて空き家であることが明らかなものと、庭木が伸び放題になっているので「たぶん住んでないだろうな」というものがありました。


後者は単に放置しているだけかもしれませんが、家のメンテを全然しない方なのか、できないほど体の弱くなった方が住まれているのか。。そういう家がいくつか周りにあると住宅地の中でも暗い印象を受けました。


隣が空き家だと何が嫌かというと、まず植栽が伸び放題になることです。

このような家をカッパ家では「自然に帰ろうとしている」と呼んでいますが、庭木が伸び放題になって周りの家に侵入しているようなところでは、その庭木も問題ですが、夏は虫も沢山発生することでしょう。下手すると小動物が住み着いたりします。防犯上も防災上もよくないです。

国は空き家対策法を改正して、「特定空き家」(簡単に言えば、特にボロボロの空き家)の固定資産税を上げて、さらに行政が取り壊すこともできるようにしました。でもなかなかそんなこと実行されることはないですし、何より前述のように全国で800万戸もある空き家に対しては焼け石に水です。自治体のマンパワーも足りないでしょう。


国土交通省HP 空き家対策の推進

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000053.html