建築条件付の土地 (総論)
カッパは土地探しからの家づくりだったわけですが、土地を探していると「建築条件付」というところがよくあります。
これはその土地を住宅販売会社や工務店が所有していて、「うちで建てるならこの土地を売ってあげますよ」というものです。
なので好きなハウスメーカーで建てることができないわけですが、カッパはハウスメーカーにこだわりはなかったので、建築条件付土地も見にいき、販売会社や工務店の話も聞きました。
カッパの探していたエリアでは建築条件付土地にも2種類あって、
①単独の土地や2区画程度の土地を売っている場合と、
②数十の土地をまとめて売っている場合がありました。
①は不動産屋と工務店が連携して土地を売りたいときに見られます。例えば120坪の土地を60坪二区画にして売るような場合です。
こうした土地は、しばらく売れないと、あるとき建売住宅が建ってたりします。
②は一定のコンセプトをもった一団の分譲地です。街づくりに近いイメージで売り出されているものもあります。「ハーモニーなんとか」や、「色彩のなんとか」など名前をつけて売り出しています。こちらは無電柱化や分譲地全体のセキュリティ、遊歩道など、既存の住宅地にはない魅力があります。また、新しい世帯がどっと入居するので、若い世帯や子どもが多く、賑やかな印象もあります。
さて、カッパがどちらを見たかというと、両方見にいきまして、カッパなりに分析をしました。
一般論としては、建築条件付土地は同一エリアの似たような土地よりも3~5万/坪程度割安になっています。その分は建築部分の儲けで取り戻す、あるいは不動産屋と住宅販売会社との間で儲けの調整がされていると考えられます。
ざっくり言えば、土地はお買い得、建物はコスパが悪いという傾向にあります。建売と同じようなスキームで順序が逆なため売建とも呼ばれます。
もちろん、建物のレベルは色々です。大手HMが分譲しているところもあれば、販売会社しか表に出てこず、建築会社がどこかわからないようなところもあります(聞けば教えてくれますがHPもなかったりします)。
分譲している販売会社が大手の場合、保証が充実している場合もあり、施工会社への不安は販売会社の信用でカバーするというところもあります(カバーできているかは消費者側の受け止め方次第ですが。。)。
このような傾向がある建築条件付土地なので、消費者側では、建築会社を信頼するor販売会社を信頼するor自分の目を信頼するのいずれかを選択することになります。
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