貧しいカッパの家づくりブログ~地元工務店で建てる

ごく庶民的なサラリーマンがマンション売却~土地探しからの戸建購入に至るまでの変遷

地元工務店で家を建てる K工務店 (土地購入編)その2




〈続き〉


住宅地の土地を二つに割って買おうとしている話です。


ところがこの候補の土地、なかなか話が前に進みません。


土地を分割すると住宅地の街並みが崩れることを理由に、分割に制限を設けている自治会があります。明確な制限を設けていなくても自治会の協議が必要というところもあります。


いずれも法的な拘束力はないそうですが、その後何十年も暮らすにあたって、地域の調和をぶち壊しながら転入するのを良しとする人もいないので普通は尊重されます。


今回はその中間にあたり、「大きさ制限のルールはあるけど、多少の差異なら協議に応じてもいいよ」という実にファジーなやつでした。


そして、売主さんが協議したところ、自治会の何人かが反対しているとのことでした。


剛腕のキングがあの手この手でカチ割ろうとしていましたが、最後は売主さんの意向が優先されてしまうようです。


結局、自治会ともめたくない売主さんは調整を先延ばし、ついには売却をいったん取りやめてしまったようです。


カッパも3ヶ月ほど待っていましたが、途中で埒があかないと思い始めたので他の候補地を検討していきました。



他に、少し価格帯が落ちる宅地を二つほど見た後(うち一つは問い合わせたときには売れていました)、第1候補の土地の近くに売りに出ている土地を見つけました。


今度は正方形に近い土地で、日当たりも問題ない土地です。もちろん、大規模造成盛り土でもありません。


そうなると当然値段が上がりました。ただ、これまでの調査結果からみると、アリだと思える土地でした。


予算厳守を至上命題としていたカッパとしては悩ましいところでした。同じような条件であと数坪小さい土地なら完璧にターゲットゾーンです。


そんな土地が出るのを待つのかどうか。いつ出るかわからない土地を待ち続けている間にも賃貸の家賃はかかります。



悩みました。



しかし、今回の家づくり、土地探しを通じてカッパが信条とするに至ったこと、それは『家は立地』です。



「家は性能」「家はデザイン」「家は断熱」「オシャレは我慢」…人それぞれ大切だと考えるものがあると思います。


今持っているお金と将来稼ぐお金を、できるだけ沢山将来も確保しておく方法、つまり資産性の高い不動産は何と考えるべきか、これもずっと悩んできました。

結局、カッパは予算を上げることにして、この土地を買いました。


まだ住んでいませんが良い土地だと思います。今後の人口減少により、空き家、空き地は増えていくでしょうが、カッパの見立てでは、たぶん住宅地として捨てられることは当面ないだろうという立地です。


子カッパが将来、川に帰ろうと思っても、売却することのできる土地だと思います。



ここで、ようやくブログの書き始めあたりの時間に追いついてきました。


結局、カッパがマンションを、売ったのは2018年1月。土地を買ったのは2018年10月です。マンション売却前から土地を探していましたので、土地探しの期間は約1年でした。


これでカッパ家の土地探しの旅は終了です。